2016年12月16日 配信開始
moodcore presents
fragments
140字小説と音楽で巡る、イメージの小旅行
Moodcore / MCOL-009 (24bit/96kHz) 価格: 1,620円(税込) ototoy.jp

イメージ豊かな長編小説や詩作で知られる作家=詩人のほしおさなえと、明和電機やブラックベルベッツなどユニークな活動で知られる作曲家=音楽家のヲノサトルによる、言葉と音のコラボレーション。 ほしおさなえがTwitterで発表し続けている「140字小説」から24編をセレクト。ヲノサトルがオリジナルの「短編音楽」を書き下ろしました。うつりゆく季節のさまざまな風景を、ノスタルジックでロマンチックなピアノ・ソロで描き出します。 アルバム購入特典として、ほしおさなえの140字小説24篇を収めたブックレットと全24曲のピアノ楽譜(いずれもpdfファイル)が付属します。小説を読みながら、あるいは楽譜を眺めながら音楽を聴くもよし。鍵盤で弾いてみるもよし。どうぞご自由にお楽しみください。 収録曲 1. 波打ち際にしゃがんでいると海月がやってきて、こんばんは、と言った。 2. 子どものころ家族で出かけるときはいつも車だった。 3. 夜の港で宙を漂う無数の光の粒を見た。 4. 風がごうごう鳴っている。 5. 花の奥には甘く小さな闇がある、とその人は言った。 6. 夕暮れどき、川べりを走っていた。 7. 砂浜に足を投げ出す。 8. 雲がのびている。 9. 夕暮れに蝉の声がする。 10. 夜の台所はひんやりしている。 11. 村にさしかかったとき、美しい歌声が聞こえた。 12. おもちゃの電車が走っている。 13. ざあざあ降りがあがって、あっという間に晴れ渡った。 14. 深夜の遊園地にもぐりこむ。 15. 色づいた葉が落ちている。 16. 君がいなくなって、僕の時間は砂のようになってしまった。 17. 空は晴れ渡り、声のない静かな日だ。 18. 夜中、動物たちが列になって枕元を通って行く。 19. 冬が来て景色が色を失っていく。 20. クリスマスが近づいて、空は青い。 21. とめどなく降る雪を見た。 22. 月のきれいな夜。 23. 夜、雨が降って、しとしとと雨が降って、わたしはどんどんひとりになる。 24. ごめんね、僕は行くよ。 (全24曲 / 24分47秒) 作曲/演奏 ヲノサトル (ピアノ) アルバム購入特典 (1) ほしおさなえの140字小説24篇を収めたブックレット (pdfファイル) (2) 全曲のピアノ楽譜 (pdfファイル)