top of page
検索
ヲノサトル
2022年2月23日読了時間: 3分
名前をつけるのは難しい
『キーボード・マガジン』という音楽雑誌に、連載を依頼された時の話だ。 以前に書いた『甘い作曲講座』という本は、楽譜が読めない人にも作曲のノウハウを伝えるという画期的というか無謀な本だったのだが、予想外に好評をいただいた。そこで今回はキーボードが弾ける読者、つまり楽譜が読める...
ヲノサトル
2021年6月8日読了時間: 2分
音楽は呼吸だ
音楽は呼吸だ。まず息を吸わないと音は吐き出せない。 だけど、教えている美大のゼミで、未経験の演奏希望者を集めてとりあえずセッションしてみると、みんな息を吸わないまま突然に音を出そうとするのだ。 っていうか、周りがまだザワザワしてガタガタ動いたりしてるのにブーとかボーンとか演...
ヲノサトル
2019年6月24日読了時間: 2分
翻訳と編曲
自分で文章を書くのと他人の文章を翻訳するのでは、脳の使い方がちがう気がする。ゼロからの作曲と、他人が作ったものを編曲するのにも、そういうちがいがある。 どっちかしかできない人もいるが、両方できると、一方をもう一方の気分転換にできる ので、精神衛生上たいへんよろしい。...
ヲノサトル
2019年5月28日読了時間: 2分
弁当を笑う者は弁当に笑われる
某友人のオフィスは毎年、その場で職人さんにイベリコ豚を削ってもらいスペイン各地のワインを次々に開栓する「勉強会」と称するパーティに「参加費無料」で招待してくださるので、うわー太っ腹!と思ってしまう。 いざ、そういう会社と仕事ってことになると、そりゃあ、こっちもちょっとは「任...
ヲノサトル
2019年2月18日読了時間: 2分
絵を見る、音を聴く
絵が上手く描けるからといって入学してくる美大生の多くは、ぜんぜん先達の絵を見ていない。そんな中で飛び抜けたいなら、とにかく古今東西の絵を見まくること だ。だが、そうアドバイスしても美術館やギャラリーに足を運ぶ学生は少ない。...
ヲノサトル
2019年1月8日読了時間: 2分
恋する私は狂ってる
皆で新しいアイディアを出し合う、いわゆる「ブレインストーミング」でいちばん大事な掟は、「アイディアを出す段階では、誰かが出したアイディアを決して否定しない。ただただ出し続ける」ことだと思う。 これがわからず、誰かのアイディアに「でもそれ現実には無理じゃん」とか茶々を入れる人...
ヲノサトル
2018年11月26日読了時間: 6分
未来の〈サウンド〉が聞こえる
未来の〈サウンド〉が聞こえる ポップ・カルチャーの電子音楽史 . .電子の音に取り憑かれた、情熱的すぎる人々。 未来のサウンドはいかにして大衆文化に忍び込んだのか? 電子楽器の誕生からシンセサイザー黎明期まで、先駆者たちの奮闘をソフト&ハードの両面から描く画期的なノンフィク...
ヲノサトル
2018年11月25日読了時間: 4分
学会はコミケか
この土日は、日本ポピュラー音楽学会 の第30回全国大会に参加してきた。 初日、興味のままに聴講した研究発表は ・ライヴハウスPAマンの心情を聞き取り調査した結果 ・20世紀初頭の太平洋航路で、日本船の専属バンドはどんな曲を演奏してたか? ・いわゆる「愛国ソング」の分類...
ヲノサトル
2018年11月13日読了時間: 1分
エンジニアは語る
これまでスタジオに入るたび、エンジニアの方に「何をやってるんですか?」「なぜそうするんですか?」などと無遠慮に質問してきた。皆さん丁寧に教えてくれた。 教えたぐらいで技術が盗まれるとか自分の価値が減るなんて思わず、むしろ「よくぞ訊いてくれた!」とシェアできることを喜んでるよ...
ヲノサトル
2018年8月21日読了時間: 2分
「イナンナの冥界下り」凱風館
神戸凱風館での「イナンナの冥界下り - 人形劇バージョン」完全公演が無事に終わった。 本番前には凱風館の設計者・光嶋裕介さんや、師範であり住人でもある内田樹さんの解説つきで、道場から住居までじっくり拝見し質問攻めにして大満足。 ...
ヲノサトル
2018年8月7日読了時間: 3分
[公演] 2018 SUMMER
この8月はいくつかイベントに出演するので、まとめて告知しておきます。 2018年8月11日(土) 開場 19:30 / 開演 20:00 山下昇平ドローイング展 「ふしぎな ともだち ぞろりぞろり」 関連イベント @ 吉祥寺 クワランカ・カフェ...
ヲノサトル
2018年2月28日読了時間: 2分
「イナンナの冥界下り」リトアニア公演
というわけで「イナンナの冥界下り」、昨年の那須、渋谷公演に続いてリトアニア公演に出演してまいりました。 詳しい旅レポートは、安田一座の公式ブログからどうぞ。 イナンナの冥界下り「欧州公演報告」 + + + この一座は、いつもギリギリまで何も決まらないので(今回に至っては1週...
ヲノサトル
2017年12月24日読了時間: 2分
冬のワンダーランド
「ウィンター・ワンダーランド」として知られる、有名な曲。なんとなくイメージで、子供の童謡みたいな曲だと思ってたんですが。 今回アレンジして歌詞も訳してみたら、じつはロマンティックな冬のラヴ・ソングだったんですね。雪景色の中を歩いていても、となりに好きな人がいたら心は暖かい。...
ヲノサトル
2017年10月1日読了時間: 4分
マドンナ - ヴォーグ
Madonna - Vogue (1990) ポーズをキメて ポーズをキメて ヴォーグ ヴォーグ 見えるのは 心の痛みばかり 行くところ どこだって あなたは 何だって試す 生きる苦痛から 逃げたくて 何もかもダメ でも思うでしょ 今日よりは 良くなるって...
ヲノサトル
2017年9月29日読了時間: 3分
「ファンダメンタルな楽曲分析入門」
沼野雄司さんの新刊『ファンダメンタルな楽曲分析入門』(音楽之友社)が面白い。 音楽ってどう分析するの?リズム?メロディ?コード進行?……と首をかしげている初学者に最適の、軽快なジョークが散りばめられた、薄くて読みやすい本。 たとえば、...
ヲノサトル
2017年2月1日読了時間: 4分
ツクバ・ミュージックという事故
「名は体を表す」といわれる。 明和電機が提唱する「ツクバ・ミュージック」3原則 (注1) の一つ「バカバカしさ」は、たとえば関西弁の相槌に由来する「放電魚(ほうでんな)」や、東南アジアの甘食「ナタ・デ・ココ」をもじった「魚竪琴(なたでごと)」といった楽器の名称に、端的に表れ...
ヲノサトル
2016年12月16日読了時間: 2分
fragments の作曲
新譜「fragments」には全24曲の小説と楽譜が付属します。 ほしおさなえさんの140字小説は既に600作以上にのぼる(!)。その中から僕なりに季節や情景が思い浮かんだ24作をピックアップし、小説の発表順とはまた別に、春夏秋冬の1年間を巡る音のストーリーへと、再構築して...
ヲノサトル
2016年12月15日読了時間: 2分
[新譜] fragments
2016年12月16日 配信開始 moodcore presents fragments 140字小説と音楽で巡る、イメージの小旅行 Moodcore / MCOL-009 (24bit/96kHz) 価格: 1,620円(税込) ototoy.jp...
ヲノサトル
2016年10月30日読了時間: 2分
もうひとつの花祭り
ダンスカンパニー Co.山田うんへの音楽4作目。 あいちトリエンナーレ最終日を飾る公演となった今回の『いきのね』は、愛知県奥三河で数百年続いてきた儀礼「花祭り」にフォーカスするという、これまでになくピンポイントな課題を与えられたことで、非常に難しいクリエイションとして出発し...
ヲノサトル
2016年9月20日読了時間: 1分
[出演] Version Up Music
Version Up Music ミートアップイベント Vol. 2 時間|2016年9月30日(金)開場18:00 開催19:00 - 21:00 会場|Impact HUB Tokyo (東京都目黒区目黒2-11-3 印刷工場1階) ...
bottom of page