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  • ヲノサトル

井戸は細く深く掘れ


頭の中では、こういうイメージです

無理して友だちなんか作ろうとしなくても、好きなことをガンガンやってれば、いずれ「同士」と出会うことができる。これは経験上、断言できる。

井戸を掘るように、自分だけのピンポイントな趣味嗜好を、孤独に掘り下げていきさえすれば、いずれ「水脈」に当たる可能性がある。その水脈は地下深くを流れ、同じ世界中の孤独な者たちの「井戸」とつながっている。

だが、水脈に当たるためには、表面をちょっと突っつく程度ではだめだ。どこまでも深く掘り下げる必要がある。

そのためには、範囲が広すぎてはいけない。人生の時間は限られている。狭く細い井戸でなければ、深く掘り下げることができない。

そして何より、自分の欲望に忠実であること。本当に「好き」なこと、人に何と言われようと気になって仕方ないオブセッション、やむにやまれず掘りたくなるようなことに集中して、掘り下げるべきだ。途中で止めたくならないように。

アートの歴史には、広く大衆に理解されることを目指した作品が時代と共に忘れられ、逆に個人の欲望を狂ったように追求した作品が後世の支持を得た例が、いくらでもある。

今はそこに何もなくても、水脈の方が地下に広がって、やがて自分の「井戸」につながることだってあるのだ。

(2018.8.21)

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