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プノンペンの8時間
もしも結婚するなら、いろいろあって停電したプノンペンの空港で8時間も待たされることになった状況でも、「冗談じゃないぜ!」とキレてしまうような相手ではなく、「逆に、2人きりでゆっくり話し合える時間ができたってことかな?」とか言って、笑ってくれる相手を選んだ方がいい。...
ヲノサトル
2019年7月8日読了時間: 1分


翻訳と編曲
自分で文章を書くのと他人の文章を翻訳するのでは、脳の使い方がちがう気がする。ゼロからの作曲と、他人が作ったものを編曲するのにも、そういうちがいがある。 どっちかしかできない人もいるが、両方できると、一方をもう一方の気分転換にできる ので、精神衛生上たいへんよろしい。...
ヲノサトル
2019年6月24日読了時間: 2分


大学は無駄か
昨今、「実学」の観点から「大学には無駄が多い」と言う人が増えてきた。その通りだ。たとえば大学には、無駄な時間がたくさんある。だがそれが大学の、最大の強みだ。 そもそも、美大に入学しなくても今どき、絵の描き方やデザインのコツ、アプリの使い方を学べる場なんか、いくらでもある。ネ...
ヲノサトル
2019年6月9日読了時間: 2分


個性があふれて仕方ない
美大生とは、授業後に回収されるコメント用紙を折るだけの作業にも、何らかの個性を表現せずにいられない生き物なのです なお、開封には異常に時間がかかります。 これは数年前の例で、今年は開講一番にこの写真を見せて「開封に時間がかかりすぎるんで、勘弁してください」とアナウンスしたん...
ヲノサトル
2019年4月12日読了時間: 1分


文章のデザインと思考のコスト
「文章力」となんとなく呼ばれている技術は、コンテンツそのものと、ユーザーインタフェース に分解できる。インタフェースを工夫するだけで、同じ文章でもぐっと読みやすくなる。 個人的に「いいな」と思う書き手は、大体この「文字によるデザイン力」にたけている。言い換えれば、難しいこと...
ヲノサトル
2019年4月3日読了時間: 2分


面白くなってきたぜ
思春期特有の「自分でもよくわからない不機嫌」を父にぶつけてくる息子氏には、「自分の不機嫌は自分でコントロールしろ」と言い続けているのだが、まあ聞いてくれないよね いい年した大人でも、自分が不機嫌であることを露骨に顔に出して、まわりに機嫌をとってもらいたがる人っているよね。舌...
ヲノサトル
2019年3月26日読了時間: 1分


作品の良い面を見よう
クリエイションに万能はない。 何であれ「この作品には○○な視点が欠けている」とか「この商品は○○な消費者の事を考えてない」とか、欠けている部分を指摘するのは簡単だ。だが当方は「ここがダメ」を探すよりも「ここはスゴい」を見つけることに時間を使いたい。...
ヲノサトル
2019年3月17日読了時間: 2分


絵を見る、音を聴く
絵が上手く描けるからといって入学してくる美大生の多くは、ぜんぜん先達の絵を見ていない。そんな中で飛び抜けたいなら、とにかく古今東西の絵を見まくること だ。だが、そうアドバイスしても美術館やギャラリーに足を運ぶ学生は少ない。...
ヲノサトル
2019年2月18日読了時間: 2分


短くまとめるか長大に語るか
文芸も音楽も映画も、短くまとめるのが得意な人と、じっくり長大なものが得意な人に分かれると思う。性格のちがいだ。 偏見だが、行列に並んだり、温泉やサウナで長時間ぼーっとしていられたり、試験監督としてただ教室に佇むことが苦にならないタイプの人は、長編に向いてる気がする。...
ヲノサトル
2019年2月1日読了時間: 2分


恋する私は狂ってる
皆で新しいアイディアを出し合う、いわゆる「ブレインストーミング」でいちばん大事な掟は、「アイディアを出す段階では、誰かが出したアイディアを決して否定しない。ただただ出し続ける」ことだと思う。 これがわからず、誰かのアイディアに「でもそれ現実には無理じゃん」とか茶々を入れる人...
ヲノサトル
2019年1月8日読了時間: 2分


朝シャン
年末年始、何もかも忘れてリラックスするために訪れた南の島で、結局いつものように東京と仕事メールのやりとりを続けている哀しい生き物です……。 嘘です。 昼間っから ベランダでビール 飲んでられる環境なので、ぜんぜん哀しくありません。ワハハハハ!...
ヲノサトル
2019年1月1日読了時間: 1分


俺ぐらいの猛者になると
俺ぐらいの猛者になると、洗濯物のポケットからクチャクチャになつて印刷も消えた謎の紙片が出てきたって驚きもしないが、「一体何の紙だったんだろう…明らかに名刺ともレシートとも厚さのちがうあの紙は…」と、喉に引っかかった小骨のように気になる (が、すぐに忘れる)...
ヲノサトル
2018年11月29日読了時間: 2分


学会はコミケか
この土日は、日本ポピュラー音楽学会 の第30回全国大会に参加してきた。 初日、興味のままに聴講した研究発表は ・ライヴハウスPAマンの心情を聞き取り調査した結果 ・20世紀初頭の太平洋航路で、日本船の専属バンドはどんな曲を演奏してたか? ・いわゆる「愛国ソング」の分類...
ヲノサトル
2018年11月25日読了時間: 4分


お金の使いかた
どこで読んだか忘れたけど。 江戸時代の職人は「稼いでちょっとお金が残ったら、まず良い道具を買え。もうちょっと残ってたら、服を買って身なりを整えろ」と言われていた、という話が記憶に残ってる。 「宵越しの金を持たないのが江戸っ子」なんてカッコつけつつも、入金を使い果たしたすだけ...
ヲノサトル
2018年11月18日読了時間: 2分


エンジニアは語る
これまでスタジオに入るたび、エンジニアの方に「何をやってるんですか?」「なぜそうするんですか?」などと無遠慮に質問してきた。皆さん丁寧に教えてくれた。 教えたぐらいで技術が盗まれるとか自分の価値が減るなんて思わず、むしろ「よくぞ訊いてくれた!」とシェアできることを喜んでるよ...
ヲノサトル
2018年11月13日読了時間: 1分


連想ゲーム
大学で毎年「連想ゲーム」のワークショップをやってる。 ヒントとなる言葉を繰り出して答を当てさせる遊びだが。これをやると、連想が働いて次々にヒントを出すのが得意な人と、謎の勘が働いてなぜか答えを当てられる人の2種類に分かれるのが面白い。両方とも得意な人はあまりいないのだ。...
ヲノサトル
2018年11月9日読了時間: 1分


ツイッターと「週刊ヲノサトル」
さて、先月から note に「週刊ヲノサトル」というマガジンを掲載し始めたことをご報告しておきます。 当方、インスタ も フェイスブック もやってはいるものの、自分にとってSNSの「主戦場」は、 ツイッター 。 140字しばりの短文というのが、せっかちでパッと極論を言いたく...
ヲノサトル
2018年11月5日読了時間: 3分


「イナンナの冥界下り」凱風館
神戸凱風館での「イナンナの冥界下り - 人形劇バージョン」完全公演が無事に終わった。 本番前には凱風館の設計者・光嶋裕介さんや、師範であり住人でもある内田樹さんの解説つきで、道場から住居までじっくり拝見し質問攻めにして大満足。 ...
ヲノサトル
2018年8月21日読了時間: 2分


井戸は細く深く掘れ
無理して友だちなんか作ろうとしなくても、好きなことをガンガンやってれば、いずれ「同士」と出会うことができる。これは経験上、断言できる。 井戸を掘るように、自分だけのピンポイントな趣味嗜好を、孤独に掘り下げていきさえすれば、いずれ「水脈」に当たる可能性がある。その水脈は地下深...
ヲノサトル
2018年8月21日読了時間: 1分


「イナンナの冥界下り」リトアニア公演
というわけで「イナンナの冥界下り」、昨年の那須、渋谷公演に続いてリトアニア公演に出演してまいりました。 詳しい旅レポートは、安田一座の公式ブログからどうぞ。 イナンナの冥界下り「欧州公演報告」 + + + この一座は、いつもギリギリまで何も決まらないので(今回に至っては1週...
ヲノサトル
2018年2月28日読了時間: 2分
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