もしも結婚するなら、いろいろあって停電したプノンペンの空港で8時間も待たされることになった状況でも、「冗談じゃないぜ!」とキレてしまうような相手ではなく、「逆に、2人きりでゆっくり話し合える時間ができたってことかな?」とか言って、笑ってくれる相手を選んだ方がいい。
見た目よりも財力よりも、プノンペンの8時間。なぜなら、人生の大半は「プノンペンの8時間」だからだ。
見た目は歳をとれば変わるし、お金は使えばなくなる。だがプノンペンの8時間をおしゃべりしながら退屈せずにやり過ごせるような、知恵や話術やユーモアはいつまでも消えない。ただ一人のパートナーを選ぶなら、そういう相手に限る。
……ところで、この話がなんでプノンペンかというと、田中泰延さんの「プノンペンのジョー理論」の影響であることは告白しておきます。
プノンペン。これ以上の響きがあるだろうか
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